FAQ
Date 型フィールドに日付・時間を格納する方法

ナレッジ番号:1572 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

概要

日付や時間を利用した解析を行うには、事前に ArcGIS でサポートされる日付形式で、属性情報に時間値を格納しておく必要があります。
実施されたい操作別に、各項目をご参照ください。

  1. TEXT 型になっているフィールドを DATE 型フィールドにしたい
  2. DATE 型でサポートされる日付形式への変更したい
  3. DATE 型フィールドに日付と時間を入力したい
  4. 「年」「月」「日」のフィールドが分かれているので、1 つにしたい
  5. テーブルの横に並んでいる時間値(テーブルの横に並んでいる時間値(1 行)を、縦(1 列)にしたい列
  6. 日付が「日付が「F2017_01_02」や「2017_01_02」のように表示される

操作

Text 型になっているフィールドを Date 型フィールドにしたい

  1. [コンテンツ] ウィンドウにてレイヤーを右クリック → [属性テーブルを開く] をクリックします。
  2. 属性テーブルの左上にある [テーブル オプション] → [フィールドの追加] → [名前] に任意のフィールド名を入力 → [タイプ] に「Date」を指定し [OK] をクリックします。
  3. 作成したフィールドを右クリック → [フィールド演算] → フィールド名の一覧から Text 型フィールドをダブルクリックします。

Date 型でサポートされる日付形式への変更したい

Text 型などで入力できる日付形式と、Date 型でサポートされている日付形式が異なります。
例えば「20170102」のような Text 型フィールドの日付は Date 型でサポートされていないため、次の手順で「2017/01/02」のような形式に変換する必要があります。
◆Text 型や数値型でサポートされる時間形式
◆Date 型でサポートされる時間形式

  1. ArcToolbox → [データ管理 ツール] → [フィールド] → [時間フィールドの変換] ツールを起動し、以下のように設定します。
    • [入力テーブル] : 任意のテーブルまたはレイヤーを指定します。
    • [入力時間フィールド] : 時間値が格納されたフィールドを指定します。
    • [入力時間フォーマット] : 入力テーブルで使用されている日付形式を指定します。
      例えば [20170102] という形式で入力されている場合は [yyyy/MM/dd] を選択します。
    • [出力時間フィールド] : 任意の Date 型フィールドの名前を入力します。
    • [出力時間タイプ] : 「DATE」を指定します。
  2. OK] でツールを実行します。

Date 型フィールドに日付と時間を入力したい

シェープファイルで Date 型のフィールドに日付情報を格納すると、「yyyy-mm-dd」 のように日付のみを保持し、時間の情報を保持することができません。
ジオデータベースでは、Date型のフィールドに日時を格納すると 「yyyy-mm-dd hh:mm:ss AM」 または「「yyyy-mm-dd hh:mm:ss PM」 のように保持することができます。(シェープファイルのDate 型フィールドには 日付情報のみ格納可能でジオデータベースのように時間の情報が格納できません。)
そのため、属性情報として、時間を格納する場合は、シェープファイルを パーソナルジオデータベース (またはファイルジオデータベース) のフィーチャクラス に変換してご使用いただくか、または、Date 型ではなく、テキスト型のフィールドをご作成いただき、そのテキスト型のフィールドに時間を格納してください。

シェープ ファイルからパーソナルジオデータベース (またはファイルジオデータベース) のフィーチャクラスへの変換方法

  1. ArcCatalog(または カタログ ウィンドウ) にて、パーソナルジオデータベース (またはファイルジオデータベース)を作成したいフォルダを 右クリックします。
  2. メニューから [新規作成] → [パーソナルジオデータベース] (または [ファイルジオデータベース])を選択し、フィージオデータベースを作成します。
  3. ArcCatalog(またはカタログウィンドウ)  で変換するシェープファイルを右クリックし、 メニューの[エクスポート] → [ジオデータベース (シングル)] をクリックします。
    ツールのダイアログ ボックスの[出力場所]の部分でに上記の手順 1 で作成した パーソナルジオデータベース(またはファイルジオデータベース) を指定して「OK] をクリックします。 
◆ファイル ジオデータベースとは?
◆新規ファイル ジオデータベースの作成方法

「年」「月」「日」のフィールドが分かれているので、1 列のフィールドにしたい

  1. [コンテンツ] ウィンドウにてレイヤーを右クリック → [属性テーブルを開く] をクリックします。
  2. 属性テーブルの左上にある [テーブル オプション] → [フィールドの追加] → [名前] に任意のフィールド名を入力 → [タイプ] に「Date」を指定し [OK] をクリックします。
  3. 作成したフィールドを右クリック → [フィールド演算] → 「DateSerial ( [年], [月], [日] )」を入力し [OK] をクリックします。

テーブルの横に並んでいる時間値(1 行)を、縦(1 列)にしたい

  1. ArcToolbox → [データ管理 ツール] → [フィールド] → [フィールドの転置] ツールを起動し、以下のように設定します。
    • [転置するフィールド]:すべての日付 フィールド名)にチェックを入れます。
    • [出力テーブル]:任意の出力場所と出力データ名を指定します。
    • [転置されたフィールド]:出力結果で、日付が格納されるフィールドの名前を入力します。
    • [値フィールド]:出力結果で、値が格納されるフィールド名を入力します。
    • [属性フィールド (オプション)]:出力結果で残しておきたいフィールドを選択します。
  2. 出力されたテーブル データの属性テーブルを開き確認しますと、Text 型で格納されていることが確認できます。
  3. 属性テーブルの左上にある [テーブル オプション] → [フィールドの追加] → [名前] に「Date2」と入力 → [タイプ] に「Date」を選択して [OK] をクリックします。
  4. フィールドを右クリック → [フィールド演算] → フィールドの一覧にて、Text 型の日付フィールドをダブルクリックし、[OK] をクリックします。

日付が「F2017_01_02」や「2017_01_02」のように表示される

仕様としてフィールド名には 「/」などの記号が使用できません。また、数字から始まるフィールド名も使用できません。そのためフィールド名に以下のように表示されることがあります。

  1. ArcToolbox → [データ管理 ツール] → [フィールド] → [フィールドの転置] ツールを起動し、以下のように設定し [OK] をクリックします。
    • [転置するフィールド]:すべての日付 フィールド名)にチェックを入れます。
    • [出力テーブル]:任意の出力場所と出力データ名を指定します。
    • [転置されたフィールド]:出力結果で、日付が格納されるフィールドの名前を入力します。
    • [値フィールド]:出力結果で、値が格納されるフィールド名を入力します。
    • [属性フィールド (オプション)]:出力結果で残しておきたいフィールドを選択します。
  2. 出力結果の属性テーブルを開きます。
  3. 日付フィールドを右クリック → [フィールド演算] で「 _ 」を「 / 」に置き換えます。
    例 : Replace( [Date1],"_","/")
  4. 日付フィールドを右クリック → [フィールド演算] で「F」を「 」 なにもない状態)に置き換えます。
    例 : Replace([Date1],”F”,””)
  5. [Date1] フィールドは Text 型フィールドですので、Date型フィールドに変換します。
    属性テーブルの左上にある [テーブル オプション] → [フィールドの追加] → [名前] に「Date2」と入力 → [タイプ] に「Date」を選択して [OK] をクリックします。
  6. フィールドを右クリック → [フィールド演算] → フィールドの一覧にて、Text 型の日付フィールド [Date1] をダブルクリックし、[OK] をクリックします。

メタデータ

機能

種類

製品

バージョン