FAQ
高度なラベル設定を行うには? (ラベル条件式の設定)

ナレッジ番号:1547 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

説明

VBScript を使って ArcMap で高度なラベル表示 (条件式の設定) を行なうことができます。

 

手順

  1. コンテンツ ウィンドウで該当のレイヤーを右クリック → [プロパティ] をクリックし、[レイヤー プロパティ] ダイアログを表示します。
  2. [ラベル] タブを表示し、[このレイヤーのラベルを表示] にチェックを入れます。
  3. [条件式] をクリックします。
    Image
  4. [形式] を設定し、ラベルの条件式を入力します。
    ※ [ラベル条件式]ダイアログから [ヘルプ] ボタンをクリックしてすると、詳細な条件式の設定について確認することができます。
    ※ [高度な設定] にチェックを入れると、FindLabel 関数を定義してラベルの表示条件をより詳細に記述することができます。例えば If 文で条件分岐を行うなどが可能です。
    Image

高度なラベル表示を行う際に使用する代表的なVBScript を使った条件式の使用例


  A. アンパーサンド(&)を使用することで属性のテキストフィールドの値をラベルフィールドに追加できます。
     "名称: " & [Name]

Image


    
  B. UCaseファンクションを使用してラベルフィールドの値を大文字に変更できます(アルファベット表記の場合)
     UCase([Name])

Image



  C. 複数行のラベルを作成するには、VbNewLineキーワードを使用します。
     "名称: " & [Name] & vbNewLine & "タイプ: " & [Type]

Image



  D. FormatCurrency ファンクションを使用してラベルを通貨表示にします。
     "収益: " & FormatCurrency( [Maximum_Oc] * [Rate])

Image



  E. FormatNumberファンクションを使用して数値に末尾のゼロを追加できます。(下の例では3桁のゼロを末尾に追加します)
     "占有: " & FormatNumber([OCCUPANCY_RATE],3)

Image

FormatNumber の第二引数を0に設定すると、桁区切りを挿入することができます。

 

補足情報

  • その他の入力例については、以下のヘルプでご確認いただけます。
    ヘルプ「ラベル条件式の作成」
  • ラベル条件式で使用した属性値は、数値の場合でも文字型に型の変換が行われます。
    数値属性を指定して演算した結果をラベル表示することも可能ですが、その場合は数値に変換するための関数を使用した条件式を入力します。
    例) int([FIELD1]) + int([FIELD2])

メタデータ

機能

種類

製品

バージョン