FAQ
フィーチャリンク アノテーションとは?
ナレッジ番号:1545 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
説明
フィーチャリンク アノテーションとは、個々のフィーチャとアノテーションが紐づいており、フィーチャの変更に応じて動的に変更を行うことが可能なアノテーションです。他のアノテーションとは異なりジオデータベース アノテーションの特別なタイプです。
フィーチャリンク アノテーションは、ArcGIS Desktop Advanced と ArcGIS Desktop Standard では作成および編集ができますが、ArcGIS Desktop Basic では読み取り専用です。フィーチャリンク アノテーションについて
- フィーチャリンク アノテーション フィーチャクラスは、ジオデータベースのリレーションシップクラスを介して通常のフィーチャクラスにリンクされています。
- フィーチャリンクアノテーションに対して個別の振る舞いを与えることができます。例えば、フィーチャの追加/ 削除を行うと、アノテーションも追加/削除が行われます。また、フィーチャを移動させるとアノテーションも移動します。
この機能はオプションになります。 - 新規アノテーション フィーチャクラスの配置はアノテーション フィーチャクラスの配置プロパティによって決まります。
- アノテーション フィーチャの属性が更新された場合、アノテーションテキストの更新は、アノテーション フィーチャクラスに格納されている表現を元に更新されます。この表現は、フィーチャクラスの作成の後に修正されます。
- 配置プロパティは通常のフィーチャクラス内にも格納されており、アノテーションを作成後には変更が行えません。
- フィーチャリンク アノテーションでは、手動でテキストを編集することができますが、リンクされているフィーチャクラスの属性が更新された場合には、編集内容が反映されません。属性の更新により更新された表現を元にフレームワークはアノテーション フィーチャクラスの自動計算を行います。
- 標準のアノテーションでは、全てのアノテーション フィーチャは、自身のテキストシンボルを格納しています。このシンボルは BLOB フィールド (Binary Large OBject) に格納されます。フィーチャリンク アノテーションでは、共通のテキストシンボルを格納でき、他のフィーチャからも参照できるようになっています。
- シンボルの編集内容によって、フィーチャリンク アノテーションのシンボルの格納が変更されます。 これにより通常のアノテーションのように BLOB フィールドに complete シンボルを格納することになります。
- フィーチャリンク アノテーションのシンボルを BLOB フィールドにインラインで格納しないようにシンボル編集できるのは、IGroupSymbol インターフェースに属するプロパティとなっています。これらのプロパティとは、色、反転角度、サイズ、垂直方向の配置、XオフセットとYオフセットです。
- 図形描画ツールバーで新規のフィーチャリンク ジオデータベース アノテーションを作成すると、新規フィーチャのシンボルはインラインで格納されます。
- シンボルをインラインで格納するとジオデータベースのパフォーマンスが低下し、ジオデータベースのファイルサイズが大きくなります。
- フィーチャリンク アノテーション フィーチャクラスは、ジオデータベースのリレーションシップクラスを介して通常のフィーチャクラスにリンクされています。
メタデータ
種類
製品
バージョン