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数値地図画像変換ツールで変換した隣接する図郭の間が白または黒く表示される

ナレッジ番号:1087 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/06/21

現象

数値地図画像変換ツールで変換された画像をArcMapで表示させると、図郭の周辺部分、または図郭と図郭との境界部に(白、もしくは黒の)隙間ができることがあります。

白く表示される場合

数値地図画像データはカラーマップをもっていますので、ArcMapはデフォルトで カラーマップを使用して地図画像データの表示を行ないます。 しかし、ArcGIS では、カラーマップで表示を行なった場合、NoDataの部分の透過が行なえませんので、NoData部分が白色で表示され、重なりあっている個所に白い隙間が生じているように見えることがあります。このような場合は、ArcMapのコンテンツウィンドウ(TOC)でラスタデータを右クリックし、[プロパティ] →[シンボル] タブ で、表示に個別値を選択して、「NoData 色」部分に「色なし」を設定して表示を行ってください。

 

手順

ArcMapで地図画像データを右クリックし、[プロパティ] → [シンボル] タブで、表示に個別値を選択して、NoData色に「色なし」を設定して表示を行ってください。

黒く表示される場合

隙間が黒い場合は、セル値が255の部分となっていますので、レイヤを右クリックし、[プロパティ] → [シンボル] → [個別値] を選択してセル値が255のシンボルをダブルクリックして、シンボルの色を「色なし」に設定して表示を行ってください。

 

ご注意

上記の設定を行っても図郭間に若干のズレや隙間が生じることがあります。これは、元の数値地図画像データが台形の形状をしているために生じており、元データに依存するため、隙間をなくすことはできません。(弊社の数値地図画像変換ツールは、UTM座標系で幾何補正を行ないます。)データによっては、白く表示される図郭に隣接する図郭の表示順(重ね順)を変更していただきますと隙間が無くなる場合もありますので、ArcMapでレイヤの重ね順の変更もお試しください。

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