FAQ
ネットワーク エレメント上にバリアを設置してもルートから回避されない
ナレッジ番号:1062 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
説明
ネットワークエレメント上にバリア(ポイント)が存在する場合、ルート解析、新規到達圏、新規最寄施設の検索、新規ODコストマトリックス等の解析は、このバリアを避けて実行されることになっています。しかし、このバリアを考慮せず、解析が行われることがあります。
原因
バリアが、重複した複数のネットワークエレメントが存在する場所に設定されている。
( ArcMap上に設定された1つのバリアが1つのネットワーク上にのみ作成されている。 )
バリアは、同じ位置にネットワークエレメントが複数重複している場合でも、1つのネットワーク上にしか配置されません。そのため、ルートは、バリアのない(規制のない)ネットワークエレメントの1つを通って通過します。
回避方法ArcGIS 10.0 では、Network Analyst にラインとポリゴンバリアを含め、追加バリアの設定が追加されました。複数の同じ位置にある複数のネットワークエレメントに対して規制するために、これらを横切るようなラインバリアを作成するか、複数の一致するエレメントを囲むようなポリゴンを描画します。
ArcGIS 10.0 より前のバージョンで、バリアより下にあるすべてのネットワークエレメントに対して規制をする場合は、各ネットワークエレメントに対してバリアを設定します。
設定手順
- バリアの下に、同一場所にあるネットワーク エレメントがいくつあるかを確認します。
- ArcMapの「個別属性」ツールを使って、各ネットワークのどのObjectIDが同一場所に存在するかを確認します。
- 各々の同一場所にあるネットワークにつき、1つずつバリアを作成してください。
例えば、同一場所にあるネットワークエレメントが3つある場合は、バリアを3つ作成します。 - Network Analystウィンドウでバリアを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
- 上記2. で確認したObjectIDに一致するように 各々のバリアのSourceOIDを変更します。
メタデータ
機能
種類
製品
バージョン