FAQ
階層 (hierarchy) オプションを使ってルート解析を実行すると「解析結果が最適ではありません。 解析結果よりも優れたルートがあります。」

ナレッジ番号:1061 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

説明

 

ルート解析の際に、階層(hierarchy)オプションを使ってルート解析を実行すると、解析結果が最適ではないことがあります。

階層を使ってルート解析を実行すると、階層レベルの高い道路を優先してルートを決定します。
例えば、幹線道路(階層レベル1)は一般道路(階層レベル2)よりも優先され、一般道路(階層レベル2)はローカル道路(階層レベル3)よりも優先されるという具合になります。
また、ルート解析はできる限り階層レベル1の道路を使用しようとします。

階層を使ったルート解析は、データの品質とモデルの影響を受けます。例えば、階層レベル1の道路が不足していたり、切断している場合は、長いルートになることがあります。最悪の場合には、ルートが検索できないこともあります。

 

回避策


以下の方法で、前述の問題を回避します。

  1.  階層ネットワークが正しくモデリングされていることを確認します。階層レベル1の道路には特に注意します。(例: 階層レベル1の道路のエッジ エレメントの空間的表示が正しいかどうかを確認します。)
  2. それぞれの階層レベルが切断されていないか確認します。

    ネットワークに規制の設定がある場合、解析時にネットワークの切断が起きる場合があります。 (例: 右折禁止等のターンの規制を設定していると、その階層レベルの他のパートからアクセスできなくなる場合があります。

    注:ネットワーク上に設定されたバリアは、これとは扱いが異なり、解析時に階層レベルの切断はされません。
  3. 階層範囲を変更します。(例: 4つの階層を持つデータの場合は、階層レベル1の道路をレベル2にします。)

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